【ホームページのキホン】CMSとは?わかりやすく解説!
公開日:2023.08.25
ホームページ制作
「CMS」とは、ひと言でいうと、「専門的なWEB知識がなくとも簡単にWebサイトを制作し運用することのできるシステムのこと」を指します。
ホームページの開設や運用を検討する場面でよく耳にする単語です。
その一方で、「聞いたことはあるが、意味はよくわからない」「CMSって何ができるの?」
このような疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
そこで、この記事では、CMSの概要やメリット・デメリット、CMSの種類などを分かりやすくご紹介!
「CMS」を理解するための基礎知識として、ぜひお役立てください。
CMSとは?
分からないことがあればインターネットで検索することが当たり前になった近年では、
多くの企業がホームページなどのWebサイトを開設し、自社の情報を社外へ向けて発信しています。
Webサイトの開設にあたっては、「HTMLやCSSと呼ばれる専門知識を使って自社で制作する」「制作会社へ依頼する」など様々な方法がありますが、多くの企業が取り入れているのが、このCMSサービスです。
CMSとは、冒頭でも触れた通り「専門的なWEB知識がなくとも簡単にWebサイトを制作し運用することのできるシステム」を指します。
Webサイトを制作し運用するために必要な機能がパッケージとしてまとまっているため、CMSを導入すると、誰でも簡単にページを作ったり、デザインを変更したり…といったことが実現できます。
…といっても、Webサイトの制作に携わったことのない方には、いまひとつ理解しづらいかもしれません。
そこでまずは、CMSを導入していないWebサイトと、CMSを導入したWebサイトの一般的な仕組みの違いを見てみましょう。
<CMSを導入していないWebサイト>
HTMLといったWebサイトに必要な部品を配置するための言語や、CSSといったデザインを整えるための言語、JavaScriptをはじめとするプログラミングの言語を用いて、各ページのデータを作成していきます。
(この時点でなんだか難しそうですね…!)
作成したら、サーバーにそれらのファイルをアップロードします。
<CMSを導入したWebサイト 例:BT-web>
ここでは弊社のCMSサービス「BT-web」を例にあげます。
BT-webを導入したら、デザインやホームページに掲載したい内容をもとにテンプレートを選択します。
選択したら、あとは編集ページで文字の編集をしたり、写真の変更をしたりするだけ。
カラーパレット機能を使って、1クリックでサイト全体のデザインイメージを変更することも可能です。
編集したら公開ボタンを押せば、制作作業は終了です。
このように、CMSを導入すると、専門知識がなくとも直感的な操作で簡単にホームページ制作が可能になります。
CMSのメリットとデメリット
では、CMSを導入してWebサイトを制作すると、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
2-1:CMSのメリット
メリットその1┃制作・更新作業を社内で内製化できる
CMSを使うことで、Webの専門知識がない担当者でも簡単にWebサイトを制作・更新して、自社の情報を発信することができます。
複数のアカウントで共同編集が可能な場合も多く、部門ごとに情報発信を行うなど、Webサイト運営における「分業化」が可能となります。
また、内製化することで、専門的な知識を持った人材を採用したり、外注したりするコストを削減できる「金銭的メリット」も生まれます。
これまでサイト運用にかけていた労務時間を短くすることが可能な点では「業務効率アップ」にもつながります。
メリットその2┃更新頻度を増やすことができる
一般的に、制作会社などの外部に依頼する場合、Webサイトを納品した後の情報更新や修正に関しては、別途費用が発生するケースが多いです。(※各制作会社による)
依頼する手間もかかることから、作ったはいいけどホームページを放置してしまう…というお声もよく耳にします。
一方、ホームページは「定期的な情報更新が必ず必要」で、検索結果の表示順位に影響する可能性も。
その点、CMSでの更新はもちろん別途費用が発生することもなく、ネット環境とWebブラウザさえあれば、場所や時間を問わず簡単に更新できるため、定期的な更新が可能です。
メリットその3┃デザインの統一感・見やすさ
Webサイト全体のデザインを制作する際に、テンプレートを活用できるのもCMSの大きな特徴です。
プロのWebデザイナーが作ったテンプレートから好きなデザインを選ぶだけで、手間なくキレイなWebサイトが一瞬で立ち上がります。
テンプレートのデザインはWebサイト全体に反映されるため、意識しなくても統一感が生まれます。
また、CMSでは「レスポンシブ対応」されているケースが多いです。
つまり、パソコンやスマートフォン、どの環境からでもデザインがキレイに見えるように自動変換されます。
サイトに訪問したユーザーにとっても見やすいWebサイトが実現できます。
2-2:CMSのデメリット
デメリットその1┃自由度が限られる
CMSは、テンプレートを活用した制作がメインとなるため、「自由度」の点でいうと制限があります。
特殊な機能・デザインでWebサイトを制作したい!など、こだわりが強くある場合は、CMSよりも制作会社に依頼するといった別の開設方法がオススメです。
デメリットその2┃すでにWebサイトを運用している場合には移行に時間を要する
現在運用しているWebページからCMSを利用したWebページに移行する際は、移行作業が発生し、それなりの手間や負担が生じます。
移行先のCMSサービスで移管作業をサポートしてもらったり、レクチャーしてもらったり、正しい手順で実施しなければなりません。
CMSの主な種類
一言で「CMS」といっても、世界中には800以上のCMSが存在すると言われており、自社でWebサイトを持つ目的や運用方法に合わせてCMSを選ぶことが重要です。
CMSは、大きく「オープンソース型」「パッケージ型」「クラウド型」の3種類に分けられます。
それぞれのメリット・デメリットを合わせて解説します。
3-1:オープンソース型
ソースコードが公開されているため、誰でも無料で自由にカスタマイズができることから、世界でもっとも使われています。
中でも圧倒的なシェアを誇るのが「Wordpress」です。
- ライセンス費用がかからないため、低コストで運用できる
- カスタマイズの自由度が高い※専門知識やスキルは必要
- 世界中で多くのユーザーが使っているため、インターネット上にも多くの情報がある
- バージョンアップのサイクルが早い
- ソースコードが開示されているため、セキュリティに脆弱性がある
- ベンダー(販売業者)からサポートはないので、緊急時には自社で対応が必要
- ヘルプページなどの日本語対応が不十分な場合がある
【代表的なオープンソース型CMS】
WordPress(ワードプレス)/Drupal(ドルーパル)/Joomla(ジュームラ)
3-2:パッケージ型
企業や組織など法人でWebサイトを運用することを想定した多くの機能があり、これらを含めたCMSの基本機能がパッケージ化されています。
そのため、個別カスタマイズをあまり必要としないのが特徴です。
また、ベンダー(販売業者)が導入・運用をサポートしてくれるので安心して利用できます。
- ベンダー(販売業者)がアップデートや不具合対応などを行うため安心して運用できる
- サーバ管理もベンダー(販売業者)側が行うため、セキュリティ面でも信頼性がある
- 承認機能や権限設定など企業や組織での運用に必要な管理機能がある
- 初期費用やライセンス利用料が必要になる
- 導入規模(ページ数やユーザー数)に応じてライセンス費用が大きくなる
- プラグイン(機能拡張)に追加費用が発生し、機能カスタマイズに工数とコストが発生
【代表的なパッケージ型CMS】
Movable Type/NOREN/HeartCore
3-3:クラウド型
自社でサーバーを用意したり、CMSをインストールしたりする必要はなく、インターネット環境とブラウザさえあれば導入できる点が大きな特徴です。
最近のクラウド型CMSは、豊富なテンプレートやドメイン取得機能も用意されており、知識やスキルが無くても簡単かつ低コストでWebサイトの制作から運用までできる点から、中小企業や個人事業主を中心に利用が広がっています。
一般的なCMSは全業界をターゲットとして作成されていますが、最近では業界に特化したクラウド型CMSサービスもあります。
建設業界に特化したCMSサービス「BT-Web」などが代表的です。
- 導入コスト(初期費用)がかからない
- CMSの利用料金が月額もしくは重量課金制のため、ランニングコストが安い
- サーバーやソフトウェアのメンテナンスコストや手間が発生しない
- ベンダー(販売業者)側でバージョンアップやサーバー管理等も対応してくれる安心感
- 機能が固定されているため、カスタマイズ等の自由度が低い
- デザインの自由度に制限がある
- システムやサーバーにトラブルが起きた際には、ベンダーの対応に依存してしまう
【代表的なクラウド型CMS】
WIX(ウィックス)/Jimdo(ジンドゥー)/BT-Web(ビ―ティーウェブ)
CMSを上手に活用してホームページを運用しよう!
今回はCMSの基本知識とメリット・デメリットに加えて、CMSの種類についてもご紹介しました。
CMSの導入にあたっては1つ注意点があります。それは、「パートナー選び」です。
十分な知識を持たず安易にCMSを導入してしまった結果、「CMSの機能を使いきれない」「使い方が分からない」といったケースが発生することも珍しくありません。
多機能=使いやすいということではないので、まずは「自社がCMSを導入する目的」を明確にし、その目的に合わせて最適なCMSを選びましょう。
導入前はもちろん、導入後も手厚くサポートしてくれるベンダー(販売業者)をパートナーとすることが大切です。
建設業界の企業には、クラウド型のCMSサービス「BT-Web」がオススメ。
- ドメイン・サーバー・セキュリティ・SEO基本対策等、ホームページを作って運用するために必要なものを1つ1つ用意する手間なし!
- BT-webは、だれでもかんたんに操作できるホームページ編集ツールもセット。雛形があるので、写真や文章をゼロから考える手間なく、自社で全て完結できます。
現場で忙しい建設業の企業様に寄り添い、サポートも万全です。
詳しいご案内は ▽こちら
CMSを上手に活用して自社のWebサイトを運用していきましょう♪